今日の１本

先週の後半、伊香保温泉に行きました。
上野から渋川まではＪＲ特急で、
そこから伊香保までは路線バスに乗り継ぎました。

特急は元スーパーひたちの車両で、
座席の快適性を期待していましたが、
向かい合わせにすると足元が非常に狭く
普通電車のボックス席並みになるのには閉口しました。
もっとも不便だったのがテーブルがなくなることで、
狭い窓際にカップなどを置くしかないのには困りました。

上野から渋川までは１時間４０分ほどで
距離の割に時間がかかりましたが、
車内で食べて飲んで寛ぐにはちょうど良い長さでした。

電車を降りると伊香保温泉行きのバスが待っていて、
乗り込むとすぐに発車しました。
ほろ酔い気分でバスに揺られていると、
いつのまにか伊香保に到着しました。

目的のホテルはバスを降りて坂を少し下ったところにありました。
結構大規模な施設で、大人数の団体旅行に適したホテルです。
去年同じ旅行で宿泊した鬼怒川のホテルより全体的に豪華でした。
広いロビーでお茶とお菓子をいただいて部屋に案内されると、
すぐに温泉に入ることにしました。

大浴場は千楽と千遊の２つあり、
男女日替わりで両方の風呂に入れるようになっていました。
ただ、両方とも全体的に施設の広さに比べて浴槽の面積が少なく、
去年行った鬼怒川温泉のホテルが
大規模な浴槽にたっぷりの湯が張られていたのに比べると
温泉としては見劣りしました。

それと、温泉浴槽が全体の半分以下で、
源泉の供給不足が懸念されました。

同じ群馬でも草津温泉では新しい源泉からの湧出量が非常に豊富で
供給不足の心配は全くない状況ですが、
伊香保では修善寺など他の温泉地と同じ悩みを抱えているのかも知れません。

初日に入った千楽は、
このホテルのメインとなっているようで、
広い庭園の中に多くの浴槽が並び、
凝った石の彫刻が多数配置されていて
豪華さはありました。

２日目の朝に入った千遊の方はジェットバスなどが充実していて、
女性陣にはこちらの方が好評でしたが、
本格的な温泉でジェットバスというのに抵抗感がある私には
初日に利用した千楽の方が良いと思いました。

欲を言えば、ジェットバスなど不自然な人工音が発生するものは
ない方が良いと思っています。

し～んとした浴室に、供給する水の流れる音だけがする温泉施設が理想です。